ぬくもりを感じる外観

ベージュの柔らかな印象の二階建て。
分譲地で隣接した家との距離感が近いため、玄関の位置を西側に向け、自家用車から降りてからの帰宅導線を意識しました。

玄関は引戸にしました。
開き戸は小さなお子様が指をはさみやすいく、強風（茨城という地域柄ですが建物が少ないので風がとても吹き荒れやすいです）が吹いたときに勢いよく戸が閉まるところがあるので引き戸を提案しました。引戸は、片手で戸が明けやすく、開き戸を開けるときの後退の動作がないのも特徴です。

帰宅してからスムーズに手洗い

来客を洗面脱衣場まで案内することなく、玄関に入ってすぐに手洗いができます。
お子様の帰宅時や来客時もスムーズですね。

癒しと落ち着きのLDK

南向きのLDKは、優しい陽が差し込む暖かな空間です。
壁と天井は、八溝杉の板張りで自然をたっぷり感じられます。

八溝杉は木目が繊細で美しく、木の狂いの少ないことが特徴です。

キッチンの腰板にニッチを採用し、これから増えていく家族の思い出のものをディスプレイできます。

造作のスタディスペースは、お子様が並んで勉強や好きな時間を過ごせます。
ブックシェルフには、お子様にかかわる書類などもスッキリ収納できます。
ダイニングテーブルでお子様が宿題やお絵描きなどをすると、食事の際片付けに手間を取りますが、お子様のスペースとダイニングテーブルを別々にすることで食事もスムーズに支度ができますね。

小上がりの和室は、日ごろから「床」でゆったりする癒しの空間としてもご、年配のご親戚が訪れた際にも使いやすいお部屋です。
天井は船底天井。空間に広がりを持たせました。
最近では和室を採用されない家も見受けられますが、畳の暖かさや寝転がったときの気持ちよさ、井草の香りは格別です。
和の空間で感じる癒しや空間の美しさ、是非実感頂きたいです。

    

キッチン横には家の中のスイッチをまとめるニッチ。

造作の洗面はスロップシンクや乾燥機などをまとめて取付けて家事をスムーズに。

乾燥機の上にはガスの点検口と排気が確認できメンテナンスがしやすい小さな扉を設けました。

家族の服や旅行鞄などをしまえるウォークインクローゼットは、玄関からまっすぐ進んだ北側に用意しました。
外から帰ってリビングを通らず荷物をしまったり、コートなどが掛けられます。
花粉やウイルス対策にもおすすめの導線です。

当初「和モダン」を希望されていたHさま。
和モダンは非常に人気のスタイルですが、旅館のような非日常の空間に寄せすぎるのではなく、日常生活がしやすい導線の中に和の天然素材を散りばめることで落ち着きのあるモダンさを演出できます。